修士課程では、学術論文に加えて、多数の書籍を読んで、学んでいきます。参考書籍は全て購入した方がよいのでしょうか?
教員が推薦する参考書籍は、全て読んだ方がよいですが、購入に関しては検討の余地があると思います。安価である、自分の研究で使用する頻度が高そうであるなどの場合には購入してよいと思いますが、それ以外では図書館で借りることや先輩たちから借りるか、もらうかして対応するればよいです。あるいは、中古書籍を購入することも手だと思います。新品で1万円以上するような高価な書籍もあり、全て購入していては負担も大きいと思います。
日本では書籍は新しい物を!、参考書籍は全て購入する!という「信仰」が強くあるように思います。海外では中古の書籍を購入することも普通ですし、日本の大学や専門学校のように、年度の開始に新品の書籍を注文して購入することが「強制」されているようなことはありません。
書籍には改訂が付き物で、大きく改訂された場合は授業などで不自由に思うかもしれませんが、それ以外では特に問題はないかと思います。
修士課程に進学する看護師はある程度勤務経験があると思いますので、懐も潤っているとは思います。しかし、無駄な支出はする必要はありません。図書館、中古本、先輩など上手く利用して、書籍購入費を削減しましょう。