１．進学の動機を見つめる
大学院に進学したいと思う動機は、様々あるかと思います。例えば、専門看護師になりたい、研究がしたい、勉強がしたいなど。
しかし、よく考えてから進学しないと痛い目に合うかもしれません。
まず、大学院には修士課程と博士後期課程があります。修士課程のことは、博士前期課程とも言われます。また、博士後期課程のことは、単に博士課程と言われることが多いと思います。
理学部や工学部などの理系の学部では、修士課程を修了し、修士号を取得してから就職することは珍しくありません。むしろ、大手企業への就職を目指す人たちにとっては一般的かもしれません。しかし、看護学部の場合は、卒業し、看護師国家試験に合格し、病院に就職する人が大半だと思います。中には修士課程まで修了して、就職する人もいます（極少数ですがお会いしたことがあります）。看護学部からストレートで博士課程まで進学して、就職した人にはお会いしたことはありません。
さて、まずは大学院の修士課程に進学することになりますが、あなたの進学動機は何でしょうか。
例えば、専門看護師になりたい場合、修士課程を修了し、受験要件を満たす必要があります。これは、明白な動機だと思います。
もう一度、尋ねます。
あなたの進学動機は何でしょうか。